少しメルヘンなタイトルかな?
休職してみてよかったことを考えてみた。
<妻と共に過ごす時間が増えた>
3年間の海外単身赴任で、なんだか少し疎遠になってしまったような気がする。子供のいない我々は、お互いに興味を失ったら、それは危うい。
中国で肺炎で入院し、そして休職して帰ってきた僕を、妻は温かく迎えてくれた。妻と過ごす時間が多くなり、妻の帰りを待ちながら食事を作った。「これとっても美味しいよ」と言ってくれると、本当にうれしい。夫婦はやはり一つ屋根の下に、いたほうがいい。
<充分な時間を使って新たなことに挑戦できた>
①断食
成田山新勝寺での断食は、水だけで4泊5日を過ごした。水と少量の食事ができることで、すでに十二分に幸せなんだと知った。5日目朝のお粥と梅干が、身体に沁みた。
②お遍路
ひたすら走り、途中から歩き、最後はバスに乗ってしまったお遍路。まだ道半ばのお遍路。般若心経を学び、仏教の本を読み、自問自答をしながら、歩き続けた。
人間は何もなくても生きていけることを知った。ぐちやまという人間が、如何に無駄なものを集め、無用なことに金を使い、むやみに感情をぶつけ、言葉を選ばず、身体をいたわらず、親を敬わずに生きてきたのか、気づかされた。
③マラソンに打ち込んだ
計画通りに練習し、1年ぶりのサブスリーに返り咲いた。うれしかったな。
マラソンは一生続けたい、ライフワークだ。マラソンのおかげで仲間が増えた。いつも語り合い刺激しあう戦友もいる。走るって素晴らしいことだな。
④ブログを始めた
お遍路の情報を発信したいという思いから、スタート。
長年取り組んできた糖質制限ダイエットを記録に残すことも始めた。
僕にとって自己表現の一つであるマラソンに一所懸命に取り組み、それを熱く語る場になった。
投資のことも、少しだが書き始めた。
最近やっと、休職について語りたくなってきた。
ブログは自分の生きてきた証を刻んでいく作業なのかもしれない。誰が読むのかもわからないけれど、時折、ふと帰って来てその刻まれた文字を眺める。過去の意識が記憶の底から湧き出てくる。未来の(今の)自分がそれに応える。少しは成長しただろうか、それともいまだに同じことに悩んでいるのだろうか。
やはり、休職してよかった。立ち止まって振り返る時間が必要だったんだな。
怖がる必要はない。人生金がなくても物がなくても、どうにかなるもんだよ。立ち止まって、ごろんと横になって、流れる雲をぼーっと眺める時間も、いいものです。
サボっているんじゃない。すこしピットインしているだけ。大丈夫。いずれ、また歩き出せる。
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