2回目区切り打ち遍路の5日目
朝6時に出発するため5時過ぎに起床。
自転車お遍路の女性は、それよりも早く起きて準備万端の様子。私は昨晩の残りを朝ごはんにしながら、同じく早起きしたオーナーのあやこさんと3人でおしゃべり。自転車の彼女を見送った後、私は少し遅れて6時半前に出発。あやこさんが道中のおやつを渡してくれ、丁寧に見送ってくれた。
これはそのおやつ
メルティキッスとカバヤのチョコ
私の姿が見えなくなる踏切を渡るところまで手を振ってくれていた。
あやこさんは地元の様々なコンテンツや能力のある人や魅力のあるモノをつなげてさらに事業化を考えながら街を盛り上げていきたいと言っていました。その彼女の人柄と明るい性格楽しいおしゃべりの魅力に、昨晩も地元の人もやってきたし、このゲストハウスがそれらのハブになり中核になって、四万十町を盛り上げていけるだろうと思いました。素晴らしい出会いでした。
1時間ほどで岩本寺に到着。
ここは本堂の天井絵で有名なところです。ご住職が、本堂再建の際に全国からプロの画家や素人に問わず募集したもの。
今日は参拝はここだけなので、靴を脱いで本堂に上がり、ゆっくり鑑賞しました。
ゲストハウスのあやこさんの言っていたマリリン・モンローの絵もちゃんと見つけました。
今日は昼から雨の予報だし、濡らしたくない白衣(びゃくえ)は、ザックにしまいました。後は約45キロひたすら四万十市(旧中村市)に向かって歩くのみです。
9時前に雨 が降り始め、いつもの(?)菅笠スタイルに
熊井隧道を通って、旧佐賀町へ。
このトンネルは小学生に1個1銭で競わせてレンガを運ばせて完成したもの。昭和14年まで(私の亡き父の生まれた年だ)まで県道として使われていたらしい。
完成時に、トンネルを見て、「トンネルっちゅうもんは入口が大きくて出口が小さいんじゃの」と誰かが言ったと言い伝えられている。微笑ましいお話(*^^*)
黒潮町佐賀まで降りてきました。そこからはひたすら海岸線を歩きます。
途中大きな荷物を抱えた歩き遍路さんを追い抜く。
「どちらからですか?」と聞くと、「愛知です」
「通しですか?」「通しです。お気をつけて。」と多くを語らず。
恐らく野宿を続け、何巡も遍路を続けるベテランだと思う。
彼の後ろ姿。
岬トンネルと伊田トンネルを向けるた。
すると初めて足摺岬が見えた。明日の夜にはそこまで到着できるはずだ。
35km地点では、中村の四万十大橋が見えた。写真では写らない、ほぼ。
36km過ぎ、大方(大方)遍路小屋で休憩。
足首から下がかなり痛む。足裏全体も痛む。スピード落ちて来た。辛い。かなり疲れているみたいだ。ウトウトしてしまい、気づいたら15分ほど過ぎている。
44キロ地点。この逢坂トンネルを越えれば中村だ。
ついにゴール!ホテル向かいの郷土料理のレストラン。
見た目ファミレスっぽいけど、物産館に併設された、なかなかのお店。食べログでちゃっかり調べておいた。
食事している間、お客様がどんどん増えて広い店なのに一時満席に。
ホテルの大浴場でゆっくり。
明日は45km歩いて足摺岬だ。
おやすみなさい。